星野みきお 公式ブログ

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七月七日(月)海外移住家族会総会・花燃ゆの「楫取ふみ」・永井流養蚕術「いぶし飼い」

本日、前橋の県庁前にある群馬会館において、午前10時から海外移住家族会の総会があり出席させていただきました。
総会には稲野辺会長を中心といたしまして、生方名誉会長も出席され、充実した会議が無事におわりました。
特に、生方名誉会長におかれましては、97歳という高齢にもかかわりませず、すこぶるお元気で驚きを禁じえませんでした。昨日、信濃小布施町に親睦旅行に行った際、葛飾北斎が89歳のとき描いとされる岩松院の天井絵を拝見したとき、高齢にもかかわらず素晴らしい作品を残されたこと、これまた驚きを禁じえませんでした。

問題は、単なる年齢ではなく、その瞬間を生きぬく生命力、すなわち情熱的な姿勢が大切であることを教えられました。

総会終了後、県議会議員時代の同期生でありました、前橋市選出・七期目の県議会の重鎮、中村紀雄先生の講演がありました。我日本国の海外移住の歴史を的確にのべられました。

さすが東京大学の出身、県議会のなかで最高のアカデミズムの方と評価されている方であると、改めて尊敬させていただきました。

来年、群馬県の初代県令(現在の県知事)楫取素彦(かとりもとひこ)の奥さんである「ふみ」を中心とした、NHKの大河ドラマが決定していますが、これについては中村先生の研究と先生が出筆した「楫取素彦」の作品が引き金となっていることの説明を伺い、中村先生の素晴らしさを重ね重ね認識をさせられました。
中村先生と友人で良かったと本日改めておもいました。

八重の桜の「新島八重」、花燃ゆの「楫取ふみ」、そして再来年の真田丸から「小松姫」、大河ドラマは群馬県の女性が大活躍されています。

さすが、かかあ天下の上州面目躍如です。

もう一人、いぶし銀のような素晴らしい女性を紹介したいとおもいます。
今、群馬県は富岡市を中心として世界遺産の話題で持ちきりです。
明るい話題が世界的なところから発せられて、いつも感激しています。
このことはなんといっても、お蚕が原点です。
片品村針山に永井紺周郎(ながい こんしゅうろう)という人物がおりました。その奥さん「いと」と二人三脚によって当時では画期的な永井流養蚕術「いぶし飼い」を発案しました。
時代は幕末から明治にかけてでした。

群馬県北部、中部におきましては、門下生が1500人もいたそうです。
明らかに「いと」の存在が、安定したお蚕の病気を生み出させない技術を開拓したといっても過言ではありません。

在野のなかにキラリと光る人物、今回の世界遺産の明るい話題を契機といたしまして、産業振興や地域振興を進める観点からぜひ検証したいものです。

星野巳喜雄

【事務所より追記】
楫取ふみ(結婚してから楫取美和子(かとりみわこ)・旧名、杉文(すぎ ふみ))
結婚前の旧名と結婚後の改名が混在する場合があるようです。