十月八日(水)ノーベル物理学賞、3人同時受賞の快挙

今朝の新聞報道に日本人3氏のノーベル賞受賞の記事が各社一面トップをかざりました。

ノーベル物理学賞は1949年の湯川秀樹先生が受賞してから、今回の受賞で１０人となる快挙です。
赤崎勇先生、天野浩先生、中村修二先生の受賞に心からのお祝いをもうしあげます。

私は、かつて思想史の勉強のなかで興味深いことを学んだことがありました。
それは、湯川先生の物理学研究のなかで、中国の老荘思想がヒントになっていたということです。
老荘思想の真髄は「水は岩をも砕く」ということにあり柔軟性を主軸にした哲学構築になっていますことは、歴史が示すとおりです。

今回、ノーベル賞に選ばれた先生方も、研究過程やここに至るまで、たくさんのご苦労があったかと拝察いたします。改めて、日本人の素晴らしさが世界にとどろいたことは、国民に勇気と希望を与えてくれました。

星野巳喜雄