星野みきお 公式ブログ

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十月十八日(土)富岡製糸場・県内初の国宝指定へ

今朝の天気は快晴となりました。

またまた、快挙の報道を受けました。富岡製糸場が国宝に指定するよう答申されたとのこと。

文化審議会が、6月に世界文化遺産に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)にある「繰糸所」、繭の倉庫として使われていた「東置繭所」「西置繭所」の三つの建物を国宝に指定するよう下村博文文部科学相に答申をいたしました。
明治以降の建物が国宝に指定されることになれば、県内で初めてとなります。

上毛カルタにもありますように「繭と生糸は日本一」と読まれています。
寛政6年(1794年)に上州渋川の吉田友直(芝渓)が著した「養蚕須知」には「我が上毛の国は養蚕昔より多くして海内第一といへり」とあります。養蚕業・絹糸は「外貨獲得産業」として重視され、日本の近代化の礎を築いたともいわれております。
利根沼田にも蚕の先生で名高い「永井紺周郎夫妻」が明治時代の黎明期、大変活躍されたことも忘れることができません。
昭和29年以降は、一貫して全国1位の生産量を誇っています。また、生糸の生産量も全国1位です。全国の繭生産量の45%、生糸生産量の50%が群馬県産です。(数値は平成18年)

富岡市はもとより、まさに群馬県全体が喜びあえる素晴らしい吉報です。
素晴らしい文化遺産を後世に残すとともに、さらなる発展に期待をしております。

星野巳喜雄