星野みきお 公式ブログ

星野みきおの公式ブログです。日々思ったこと、感じたことを綴ります。

十一月十三日(木)国技・大相撲、郷土出身力士

日本の国技、大相撲が4日目をおわりました。先場所快進撃を続けた「逸ノ城関」の活躍に注目しています。

平成26年9月場所で新入幕。新入幕力士が横綱と二人の大関を倒したのは史上初でありました。新入幕で金星をあげるのは昭和48年9月場所の大錦(対琴櫻戦)以来41年ぶりのことだったそうです。9月場所は優勝争いに加わりましたが、13勝2敗で、殊勲賞と敢闘賞を受賞しました。
また、横綱「白鵬関」の優勝回数が、これからもどのくらい伸びるのか、これまた大きな話題のひとつです。

群馬県が生んだ郷土力士の中で、今回は、琴錦関と栃赤城関を取り上げてみたいと思います。琴錦関は速攻相撲。栃赤城関は技巧相撲。それぞれ持ち味がありました。

琴錦関は群馬県群馬郡箕郷町(現・高崎市)出身、佐渡ヶ嶽親方(元横綱・琴櫻)に見いだされ、入門を決意。昭和59年3月場所に初土俵となり、昭和62年9月場所で「琴錦(二代目)」を襲名しました。その後も活躍し、現在の幕内最高優勝制度の下で2度平幕優勝した力士として記録を残しています。

栃赤城関は、沼田市出身の力士で、当時、春日野親方(元横綱・栃錦)の目に留まり、高校卒業直前に春日野部屋へ入門。昭和54年11月場所では、輪島・若乃花・三重ノ海の3横綱から金星を獲得。この場所には4横綱が出場しており、残る北の湖を倒せば史上初の「1場所4金星」という大記録直前までいきました。残念なことに42歳の若さで他界されております。

逸ノ城関の所属する湊部屋(みなとべや)の湊親方(元前頭・湊富士)は群馬県安中市出身で、実は、琴錦関と同期生でした。
大相撲に進む意思を固めたきっかけは「栃赤城関」の存在があったそうです。

我が郷土の関取であった「栃赤城関」を目標として大相撲に進んだ湊親方が率いる湊部屋、そして、これからが期待されている逸ノ城関を応援していきたいとおもいます。

星野巳喜雄